欲しい条件・目的から、最適な電子ピアノのタイプを探してみよう
2-9 ピアノとのタッチの違いと現実・対策
ピアノのタッチにこだわる場合は、
メーカーが同じでも、シリーズによって、タッチ(内部のアクション)が
異なる場合もあれば、
内部のアクションは ほぼ同じであり
あとは、機能の多さなどで 価格が高くなっている場合もあります。
機能の数は、最低限の機能におさえたいけれど、
できるだけ 本物のピアノの音色とタッチに近いものを探したいのであれば、
お気に入りのアクションをさがして、 あとは、
それらのなかで、一番安いもの(ただし、詳細や、安定感のチェックは必須!)を
探しても、充分 満足できるかもしれません。
電子ピアノ愛用歴が長いので、電子ピアノの特徴やメリットを
コチラのサイトで、オススメしていますが、
ピアノが置ける環境であるなら、できるだけ
本物のピアノの購入をオススメします。
練習の目的によっては
(様々な音色を楽しみながら練習したい などなど・・)
電子ピアノのほうが良いかもしれませんが、
もし、「ピアノの代わりに」愛用し、特に 本物のピアノをステージで弾く場合は、
電子ピアノのみの練習は あまりオススメできません。
他ページでも 一部紹介しましたが、
本物のピアノの音量の面で 迷っていらっしゃるなら、
私の防音対策プランとしての 優先順位としては こうです!(場所を問わない場合)
防音設備(ルーム・または ハウス) + グランドピアノ > グランドピアノ + サイレント機能取り付け(切り替え可能のもの) > アップライトピアノ(本物) > グランドピアノの機構に近づけた本格派電子ピアノ >
さてさて・・・
楽器に欲を出すと、キリがありませんが、
タッチにこだわりのある方や、
グランドピアノに できる限り近いものをお望みの場合は、
はっきり言って 「お金はかかります!(涙)」
でも、練習成果も それなりに出るのは 確かだと思います。(ノд・。)グスン
また、見た目がグランドピアノそっくりな「デザイン」を重視した、
「電子ピアノのグランドピアノ」をお求めなのか、
それとも
「グランドピアノの機構に近づけた電子ピアノ」をお探しなのかで、
選ぶ 商品も異なってきます。
「本格派」といっても、どのようなところにこだわっているのかで
異なってきますからね(^^;)
電子ピアノのあらゆる機能を とことん備えた機種も
電子ピアノのなかでは「本格派」となりますし・・・★
電子ピアノは、ピアノのタッチに近づけるため、
通常のキーボードよりは はるかに鍵盤が重く、
ピアノのように、強く鍵盤をおさえると 大きな音が出て、
鍵盤の幅も、ピアノと同じ幅なので、
本物のピアノを弾いたとき、戸惑いは少ないし、
譜読み作業も 充分できます ♪
しかし、気をつけないと、
鍵盤の深さが 浅めのタッチに慣れてしまうと、
「パラパラ・・」と指が表面上で動くのに、深くおさえないことにより、
指が弱くなったり、
繊細な「音作り」の段階では、かなり苦心します。
電子ピアノのみで練習されている生徒さんには、
できるだけ グランドピアノを多くさわらせてあげたい とおっしゃったピアノの先生も
いらっしゃいました。
レッスンの時間が経ち、指が慣れたらよくなるのですが、
どうしても レッスンを始めたばかりのうちは、いつも指がフニャフニャなのだそうです。
(私の場合は、それを防ぐため、強く打鍵をするように心掛けていたのですが、
それが 逆に裏目となり雑なタッチとして 現れてしまいました)
それらの弱点が、特にわかるときは、
毎日数時間電子ピアノのみで練習し、 突然「本番」として
本物のピアノを弾いたとき です。
ピアノにより、個性はありますが、
グランドピアノのタッチは、比較的 重いのです。
本物のピアノになれるには、しばらく時間がかかることもありますし、
思ったような音が 実際のピアノを弾いたときに 出なかったり、
指自体が弱くなってしまうことさえあります。
私の場合は、ついつい手首を かたくして弾いているらしく、
電子ピアノで練習している際には そこまで気づかなくても、
本物のピアノに切り替えて練習したときに、
ピアノのハンマーが 鍵盤を押したあとに叩く「感覚」を自分のものにするには、
「電子ピアノのみの練習」だけでは かなり厳しいです。
他の問題点としては、電子ピアノのみで練習していると、
弾く際に よくない「クセ」がでる場合があります。
こちらも、弾き方や練習環境など 個人によって異なってくるので一概には言えませんが、
私の場合は、
ヘッドフォンは長時間つけると疲れるため、
音量を小さくして、周囲にあまり迷惑にならないよう練習していたのです。
練習時間が 長時間になることも多かったということも、理由の一つです。
あるレッスンの日に
、「姿勢がわるいね?」と先生からご指摘を受けたのですが、
どうも、「腕をつっぱる姿勢」であるとともに、頭ナナメにを低く傾けるなど、
不自然な弾き方だったらしいのです。(もちろん本人は気づかず)
結局、電子ピアノで長時間 音量を小さくして弾いていたことで、
あまり音が聴こえないために (鍵盤の下の部分にスピーカがあったこと、そして、
消音に近い ちいさな音量では、打鍵時の衝撃音がポコポコ鳴るため、
自分の演奏している音が聞こえにくいのです。
)
また、イスの高さがあっていなかったこと、
そして、
イスが不安定なものだったため、下半身の踏ん張りができなかったことも
弾く際の 変な「クセ」となってしまった理由だったようです。
それからは、できるだけ、
電子ピアノのみでなく、アップライトピアノやグランドピアノなど、
本物のピアノも触るように気をつけながら、練習を続けてきました。
特に、コンサートや発表会、コンクールなど、
ステージに出る場合は、
できるだけ、グランドピアノのタッチで音色作りをこころがけるようにしたいものです。
アップライトピアノの場合(本物)は グランドピアノほど場所をとらなくて良いので、
狭いお部屋にも気軽に置くことができ、お値段も グランドピアノよりは安価です。
しかし、内部の機構が グランドとアップライトでは違うため、
たとえば、繊細な ピアニッシモの和音が続く曲では、
ゆ〜〜っくり鍵盤を下げたときに、
アップライトピアノでは 「鳴りにくい」からといって、
グランドピアノで、同じ感覚で鍵盤をおろすと こんどは「鳴りすぎる」鋭い音となって
あらわれてしまうのです。
激しい打鍵が続く際などは
ハンマーの戻りに差があるので、
このような点は、
どうしても、アップライトと一般的な電子ピアノが近いと感じることさえあります。
(倍音効果など、細かい部分に注目すると、
電子ピアノはまだまだ 本物の アップライトピアノには敵わないと私は思っていますが・・(^^;)
また、逆に、「電子ピアノで指が弱くなってしまわないように」と心がけるのはよいのですが、
強く鍵盤を抑えるタッチばかり練習していると、
実際のピアノを弾いてみたとき、
「美しい音のフォルテ」が出るとは限りません。
このような、微妙な音作りの過程は、
できれば、本物のピアノを使うことが 一番の近道だと私は思います。
優しい音、深く下に響かせる音、小さくても響く音、鋭い音、
上に響かせる音、滑らかな流れ、体重をかけたフォルテ など、
ピアノならではの音色のバリエーションは、
電子ピアノのみで作り出すには とても難しいです。
しかし、短所ばかりではありません!!!
(ご安心下さい・・(^^;)
電子ピアノならではの機能をじゅうぶん活用すれば、
オリジナリティのあふれる音楽づくりや演奏を楽しめますし、
音色を変更して、演奏のイメージを高めたり、
メトロノーム機能を使って、納得のいくまで 部分練習をすることができます。
また、演奏時は、ついつい、
弾くことに真剣になり、自分の奏でる「音」にまで
耳を傾けることのできる「余裕」を、忘れてしまうことって ありませんか?
「聴かせる」演奏力を向上させるためには、
「100パーセント 弾くことに一生懸命になる」だけでなく、
客観的に(冷静に)自分の演奏を聴き、
みつめなければなりません。
例えば、特定の曲が だんだん仕上がってきたなぁ という時点で、
もっと 深く掘り下げていくために、客観的に自分の演奏を聴きたい ということが
録音機能で可能になるのです!!
私の場合は、
弾いている最中は「けっこう良いかな?良く出来てきたかな?」なんて思っても、
後ほど 録音した演奏を聴いたとき、ガックリすることも 多いです。
また、録音した自分の演奏を再生しながら、
どこをもっと練習すればよいのか、とか、
仕上がり具合の弱い部分を 具体的に見つけることができるので、
練習時間を 有効的に活用できますし、弱点もアッと言う間に発見できます。
また、電子ピアノのタッチ対策としては、
ハノンを習慣とすることもオススメです。
特に、速いパッセージを弾いていて、
指がもつれてしまったり、正確なリズムにならず、崩れてしまうなどという、
「指が弱っているなぁ」
というサインを見逃さないようにしましょう。
一音一音 ゆっくり練習してみたり、
付点・逆付点やスタッカートなどでリズム変えをして、
崩れやすい 部分をカバーしましょう。
ついつい、本物のピアノよりタッチが浅くなりがちなので、
ゆっくりと、鍵盤の深くまで押す(叩きつけるのはNG)感じで
曲を練習したり、ハノンを続けてみましょう。
ハノンをしていると、本物のピアノで、いきなり曲を弾いても
鍵盤の
重さに戸惑ったり、
本物のピアノを(事前練習無しで)
パッと弾く際に
「思ったような演奏ができない」などという
トラブルを できるだけ防ぐことができます。
(深い音色作りは 本物のピアノでタッチを確かめながら練習することが一番の近道です←経験談)
さらに 価格も高価で、機能の面も 大変充実している電子ピアノの場合は、
「え〜っ!こんな風にも楽しめるの?」と 驚いてしまうような、機能があることも。
購入前に、じっくりと、機能や活用方法を下調べしておいたら、
きっと 満足のできる機種と出合うことができるでしょう!!!
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